ビジネクストのマーケティング(ブログ記事・SEO・SNS)は、いまAIエージェントが動かしています。AI導入のご支援をする前に、まず自分たちで本気で使ってみようと始めた取り組みです。売上やROIといった効果はまだ検証している最中ですが、実際にどう運用しているのかを、数字も含めてそのままご紹介します。

なぜ始めたか

ビジネクストは経営・IT・PM研修を手がけていますが、自社のマーケティングには十分な人手と時間を割けずにいました。記事は担当者に任せきりで、その人の手が止まれば公開も流入も止まる。多くの中小企業と同じ悩みを、私たち自身が抱えていました。

「AIに記事を書かせる」だけなら難しくありません。本当に難しいのは、企画から執筆、品質チェック、SEOの見直し、改善、効果測定までを、人が張り付かずに回し続けることでした。

どう運用しているか

一度きりのAI活用ではなく、役割を分けたAIエージェント19体を、ひとつの組織のように動かしています。体制の詳しい話はAIエージェントを「組織」として動かす実践記にまとめました。

19体は3つの階層に分かれています。戦略や改善を考える「頭脳」、記事執筆・コピー・SEO分析・調査・資料作成・KPI分析などを担う「実行部隊」、そして成果物を厳しくチェックする「検証」。書き手と、そのアラを探す役を分けているのがポイントで、これで品質の低下や暴走を止めています。

automation-platformの運用画面。右側に仮説生成チーム6体・検証官1体・実行部隊11体が役割ごとのカードで並び、実行状況をライブ表示している
実際の運用画面。左が指示を受け取るヘッドエージェント、右で各エージェント(仮説生成チーム・検証官・実行部隊)の稼働状況をライブ表示します。上部の①〜⑦は「仮説を出す→批評する→改善する→実行する→学びを残す」という処理の流れです。

外に出すもの(記事やSNS投稿)は、必ず人が承認してから公開します。作るのはAIでも、出すかどうかを決めるのは人。この線は崩していません。「目標を決める、動かす、検証する、学びを残す」というサイクルを、これまでに41回まわしました。

いまの手応え

効果(ROI・売上・問い合わせ数)はまだ検証中です。ここでは、数字で確かめられることだけをお伝えします。

まず、運用が止まらず回り続けていること。AIエージェントが記事の企画から改善までを担い、記事を計画的に公開・予約できる状態を保てています。検索からの流入も、サイト全体の検索クリックが約1.5か月で約150%増えました(自社のSearch Consoleでの実測値)。複合的な要因があるので、効果は引き続き見ています。

そして、いちばんお伝えしたいことがあります。先日、AIエージェントによるKPI分析が、自社の弱点を実データから自分で見つけました。「検索の流入は増えたが、その多くは資格試験の勉強をしている人で、発注につながる買い手にはまだ届いていない」という弱点です。その診断をもとに、よく読まれている記事から本命ページへの内部リンク、買い手向けの記事、図解を使ったSNS投稿まで、打ち手を実際に動かしました。

AIエージェントの価値は、記事をたくさん書けることではありません。数字で今の状態を見て、次の一手を自分で決めて動く。そこまで回るかどうかだと考えています。

同じ悩みを持つ方へ

自分たちで使い続けているのは、机上の話ではなく、実際の痛みを分かったうえでご支援したいからです。試作で止まってしまう難しさも、品質チェックの大切さも、人の承認をどこに置くかの線引きも、日々自分たちで運用しているからこそ具体的にお話しできます。

「AIで自社の集客や業務を回したいが、何から手をつければいいか分からない」。そんな段階からのご相談を歓迎します。まず小さく試して、効果を数字で確かめてから広げる。その進め方を一緒に設計します。

AIエージェント導入の進め方はAIエージェント導入のコンサルティング、選び方の比較軸はAIエージェント導入コンサルの選び方もあわせてご覧ください。